ぜあんです。
前回に続いて、第3弾 ft と inch です。
ft(フィート)の使われ方
よく機内アナウンスで
「当機は高度〇〇フィート、メートルに換算しますと▲▲メートルを〜」
なんて耳にしませんか。
そうです、
上下方向はft
飛行機の高さ、障害物の高さを表すのがftです。
1ft = 0.3048m (1m = 3.28084ft)
大体でいいので 0.3m で覚えましょう。30cmです。
靴の長さが基本になっているそうです。
表し方は ft または ’ です。
それで、もう1つ大事なのは第1弾でやったNMとの関係です。
1NM = 6,076ft ≒ 6000ft
なぜ大事かといいますと
降下パスの計算で使うからです。
出典元:https://www.greenaironline.com/news.php?viewStory=2121
前後はNM,上下はftというのが一般的なんですが
計算する上では単位揃えないと計算できないんです。
1NM=6000ft、よく使います。
RWYの長さは ft または m
滑走路の長さにもftが使われています。
日本のAIPだとメートルしか載っていませんが、JEPPESENだと両方あったりします。
inch(インチ)の使われ方
表し方は inch, in または ” です。
1in = 2.54cm ≒ 2.5cm
それともうひとつ
1ft = 12in です。
機体の長さはinとft
POH, 飛行規程に機体の寸法図(Dimension)があってそこにftと一緒に使われています。
出典元:http://www.csobeech.com/airframe.html
引用画像は双発機バロンの寸法図です。
Wing spanが 37’10” とあります。 37フィート10インチです。
体の定規
小ネタになりますが1ft, 1inを自分の体で表現できるといいですよ。
例えば、僕の場合は人差し指の第1関節が1inです。
肘から手首までが1ft弱です。
みなさんも1回試してみて、体の定規を作ってみてください。
たまーに役に立つと思います。
まとめ
- 1ft = 0.3m ↔ 1m = 3ft
- 1NM = 6000ft
- 1inch = 2.5cm
- 1ft = 12inch
長さ、距離の単位シリーズいかがでしたでしょうか。
まだ、第1弾、第2弾を読んでないという方、是非リンクをのぞいてください。
次回以降、これを使って降下計画を考えてみましょう。